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小林よしのり
2023.3.28 13:23政治・経済

単なる落ちたセレブを叩けでいいのかな?

三浦瑠麗、似非セレブの資金調達問題についての記事を
週刊文春で読んだ。

これを男女平等思想で捉えたら、三浦夫婦は同罪で
逮捕になるが、そうはならないだろう。
女+母親=弱者という偏見が三浦瑠麗を助けてくれる。
法の支配ではなく、大岡裁きがまだ日本には残っている
のではないか?
フェミニズムは男女平等なら、瑠麗も逮捕せよ、
と叫ぶのだろうか?
そういった観点から、今の三浦瑠麗には興味を
持たざるを得ない。

徴兵制を女にも適用するリベラルなら、私も夫と同罪
だから、塀の中に送れと主張せねばならなくなる。
私は夫についていくだけの男尊女卑を肯定する
儒教的人間なのだと言うなら、リベラルのカケラもない。

「思想」というものは重要である。
単なる落ちたセレブを叩けという感情論で済ませては
ならないのだ。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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